シーバスは海と空を背負っている。シーバスの肌が、景色に見えた。銀色のキャンバスで呼吸する海と空。目の前は遥か彼方に繋がっている。コッパ、セイゴ、フッコ、スズキと出世していく中で、どれほどの景色を見るのだろう。沈む僕の目を少し上方に上げてくれた気がした。